2015年3月3日火曜日

恐怖の宇宙時間連続体 “五長”

圏域別市民会議(武蔵境地区)でのやりとりです。

【市民】
討議要綱の中に「桜堤児童館は、その機能・役割を分散し、将来的に0123施設化を図る」とある。3歳以上の子どもを安心して遊ばせるところがないので、ぜひとも桜堤児童館を残していただきたい。
子育て支援施設の再編についての説明は、ほとんどなかった。重要なお知らせは児童館に貼り出すとか、もっと現場の利用者の声を聞いて進めていただきたい。

【副委員長】
(1)市民の方が必要とする情報がきちんと届くような仕組みを、今後10年間といわず、すぐにでもよりよいものへと高めていきたい。
児童館の問題も含めて、よりよい子育て、子育ちとは何だろうかということについて、(2)市民の方のいろいろな知恵を結集して、今後(3)取り組んでいかなければならない

【市民】
ゼロ歳から15歳までの幅広い年齢層が利用できる児童館を、なぜゼロ歳から3歳までのたった4年間しか利用できない施設に変えてしまうのか。縦のつながりの中でしか学べないこともある。0123になった場合に、4歳から6歳までの子どもたちが利用できる施設は確保されているのか。

【副委員長】
ゼロ歳から3歳までを0123、4歳、5歳については境幼稚園が幼保一体施設に移行した境こども園、(4)小中高生は武蔵野プレイスという形で、(5)年齢による横割りの分担という発想で子育て施設の再編を進めている。
子どもたちが育っていく過程で縦のつながりがすごく重要だというご指摘は、本当にそのとおりだと思う。一方で、(6)年齢が違う子どもたちが集まることによって生じるいろいろな問題点もあるので、年齢ごとのすみ分けをしながらも、異なる年齢の人たち同士が接していく機会をきちんと保証していくことが大切だ。異年齢の子どもたちの交流をきちんと確保していくことについては、策定委員会で(7)今後議論していきたい


実はこのやりとり、今からちょうど四年前の平成23年2月27日、武蔵野市第五期基本構想・長期計画策定の圏域別市民会議(武蔵境地区)のものです。そういわれれば、調整計画のそれとはつじまが合わないですね。このときから4年経って、尋ねる人が変わっても、児童館について昔と変わらないことが指摘されています。

副委員長の回答を4年後の今になって読むと次のような点が気になります。

(1) 4年経ってもまだできてません。
(2) 市民からどんなアイデアが集まったんでしょう。
(3) どんな取組をして、どんな結果が得られたのでしょうか。
(4) 4年前は児童館分割案にあそべえが入っていなかったようです。
(5) 年齢による輪切り(横割り)は学校だけで充分です。地域に住む多くの世代と交流して子どもたちも社会の一員になるべきです。輪切りや校内への囲い込みはそれらを妨げる害があります。
(6) 問題の具体的な例を挙げて欲しいです。その問題のせいで児童館を輪切りにしないといけないと言っているので、非常に関心があります。実際に問題があったのか、それとも懸念しているだけなのか、それも気になります。
(7) どんな議論をして、どんな結果が得られたのでしょうか。

五長の討議要綱では

桜堤児童館は、その機能・役割を分散し、将来的に0123施設化を図る。
第五期長期計画・討議要綱

だったのが、何らかの議論の結果、本番では

桜堤児童館は、その機能・役割を全市的に発展させ、将来的に0123 施設化を図る。ただし、施設の一部については、平成24 年度に「プレこども園」として使用した後、周辺地域における保育需要を勘案しながら、桜堤保育園分館としての利用を検討する。
第五期長期計画・基本計画

のように変更になっていました。但し書きの部分はおまけみたいなもんなので「分散し」が「全市的に発展させ」になっただけの違いです。表現のイメージを良くしただけ?副委員長の回答は何だったんだろう?本当に何を議論したんだろう?児童館のどこがそんなに悪いんだ?

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