2015年9月12日土曜日

本当に足りないのは一時保育じゃないんじゃない?

聞いた話なんで、統計データや調査データがある話じゃないです。市も、ニーズがニーズがといってる割にはデータをとってないので、ド素人の市民がソース無しの話しを書いてもOKということにしておきます。一応このブログでは情報は再確認できるものしか使ってません。 今回は例外です。

保育園での一時預かりというサービスについてです。子どもを預かってもらうので通常保育のようですが、そうではなく、事前に予約してその日だけ預かってもらうサービスです。普段家庭保育をしているお母さん(お父さんも?)が病院や買い物、リフレッシュ、なんかしらの用事があるときに子どもを預けられます。便利なサービスですね。

市は、このサービスが足りていない、ニーズがあると言うんです。いつも予約が取れないと言われてるそうです。が、ちょいと小耳に挟んだんですが、認可保育園の応募で不承諾になってしまった人がしょうがなく一時保育に流れてるそうです。その当人からしたら仕事には行かないといけないし、子どもは預けないといけない、当然そうなりますよね。家庭保育の人がのん気に予約しようと思っても、切羽つまった人はとっくに予約を入れてます。予約が取れなくて当たり前です。

市の言うニーズはこの予約が取れない人のことなんですね。もう、問題の根本は見えましたね。認可保育園が足りないだけなんです。ところで一時保育で凌いでる人達は待機児童に数えられているのでしょうか。市は、認可以外のなんらかの手段で凌いでる人を待機児童の数に取り込んでいません。市の言い分では、どうにかなってるんでしょ?ということらしいです。いやいや、どうにか無理やり凌いでるんですよ。

武蔵野市がちゃんと保育環境を整備しないから、市民はエライことになってるよ。

しかし、いつも通ってる児童館で子ども預けられたら便利だな。でも児童館の場合は他の親子も来てるからちょっとみててができるし、システマチックにするにしても共助タイプの「なかまほいく」の方が向いてるかな。その前に桜堤児童館のお隣には桜堤保育園の一時預かりがあるか。正常に機能してれば。

2015年9月9日水曜日

一文惜しみの百知らず 〜ケチんぼ大作戦〜

武蔵野市は公共施設については今後新しく作らず既存の施設を再利用していこうという考えです。今後出費が増えるから倹約しようってことでしょう。これから超高齢化社会を迎えようがなんだろうがいつの時代も無駄遣いはいけません。

今、市は桜堤児童館にグループ保育室などを入れようとしています。何年か前は桜堤児童館自体を0123にしようとも検討されていました。桜堤地域に何か作ろうとすると必ず桜堤児童館を乗っ取る形で実現しようとしています。これも市としては倹約の一つなのでしょう。しかし、家庭で保育をしている人達からしたら、いつも何で私たちばかりにしわ寄せがあるの?何でこんなに冷遇されるの?家庭保育へのしわよせはこれで終わるの?また何か奪われるの?最後は自宅があるじゃないかと言い出しかねません。

今までがんばって家庭保育をしてきた人達の中にも、こんな市の姿勢を知り落胆し、それだったら子ども預けて働こうかなって人が出てきてもおかしくないです。保育園へ通わせると一人当たり160万円(※)の補助金が出てるなんて聞いたらなおさらです。
小学校に保育園の可能性 - 川名ゆうじ議員ブログ

ここで仮の計算をしてみます。何をケチってるかよくわかりませんが、児童館の2Fを児童館以外の施設として年間何らかの費用を仮に1000万円節約しようとしたとします。その結果、家庭保育の一定数が保育園に子ども預けて働いたらどうなるか。


まずは待機児童が増えます。その後、市は一応保育に欠ける子の面倒はみてくれるということなので保育園に入れるとします。一人当たり160万円の補助金を出すことになります。さて何人が家庭保育をやめて保育園に子どもを預けたらケチった1000万円(仮)が吹っ飛ぶか。たった7人です。ここに使ったパラメータは仮の数字なので、実際の数字では少し違ってくるでしょう。でも7人が100人になるとか大きく違う結果にはならないのでは?そして倹約失敗ということになりますね。

保育園は作らないから待機児童増えても大丈夫だぜ、とか思ってたりして。


やや桶屋が儲かる話のようでしたが、まったく無い話ではないと思います。

市内全子育て家庭が保育園を希望したらどうなるんだろう?市の負担する保育コストが3倍に……こわい、こわい。

2015年9月7日月曜日

桜堤地区での人口増は予測されていた?

この活動を始めてからちょくちょく耳にする「武蔵野市は新しい施設は作らない」という考え方があります。先日の市議会一般質問でも市長の言葉で同様の発言がありました。おそらく次のような文書の中に書いてあると思います。ざっと流した感じでは見つけられなかった…ちゃんと読まないと。


何でこんなのを調べてるかというと。どういう前提の下でこうなったかということと、市全体の前提が桜堤地区にも通用するのかを知りたかったからです。つまり前提が桜堤地区において的外れだったらこんな方針も的外れって言えるんじゃないかと思ったということです。

残念ながら目的の成果は得られませんでした。しまった、また仕事の時間を削ってしまった…

チラッと見て気になったところを突っ込んでみます。

本市の人口(※2)は、昭和40年に13万人に達して以来、若干の増減はあるもののほぼ13万人代半ばで推移している。そして今後の人口推計では2018年(平成30年)ごろの13万9千人をピークに、その先は減少傾向に移っていくと予測される。
武蔵野市公共施設再編に関する基本的な考え方 (平成25年3月)

2013年5月には14万人超えてました。発行された2013年3月から2ヵ月後のことです。人口推計の精度ってどんな程度か知らないんですが、こんな感じなのでしょうか。比較的最近の東洋大学も子どもの人口が爆発するなんて書いてなかったし。

(2)コミュニティ地区の人口推移と人口構成
市域全体の人口は平成30 年頃まで微増傾向となり、その後減少傾向となります。コミュニティ地区ごとの人口推移をみると、地区により違いが明らかになります。
人口減少傾向と予測されるのは吉祥寺南、吉祥寺西、中央北、西久保、関前、境南地区です。特に吉祥寺南、吉祥寺西、境南の3 地区では平成42 年には、平成22 年に比べ10%程度の減少が予測されます。一方で人口増加傾向と予測されるのは吉祥寺東、吉祥寺北中央東、境、桜堤地区です。吉祥寺東、境地区で10~20%程度の増加、桜堤地区では50%程度と大きな人口増が予測されています。
中期的には、地域により人口の増減に偏在が見られ、特に桜堤地区などは行政ニーズの変化を見極める必要があります。
人口構成の変化を見ると、全ての地区で、80 歳以上の人口が増加しています。
武蔵野市 公共施設白書 (平成23年9月)

「地域により人口の増減に偏在が見られ、特に桜堤地区などは行政ニーズの変化を見極める必要があります」と書いてありますね。旧桜堤小を運動公園に!なんてのん気なこと言ってて大丈夫?運動公園ができて行政に感謝する地域住民っているかなぁ?

2015年9月4日金曜日

第3回武蔵野市議会定例会 一般質問を傍聴しました その二

2015年9月2日
山本議員のレポートに続いて笹岡ゆうこ議員のレポート、というか児童館と関係が少しでもありそうな部分を抜き出してみます。

笹岡議員 「武蔵野市の子育て支援施設として0123の評判は高いですが、0123を卒業した3歳以上の未就学児に対する居場所としての公共施設はどのようなものがあるのか?」

邑上市長 「桜堤児童館、いこっと、すくすく泉、総合体育館、プレイス、図書館、コミセンなどがあります。」
第3回武蔵野市議会定例会一般質問 笹岡ゆうこ議員

この中で0123のような使い方ができるのって、桜堤児童館、いこっと、すくすく泉の三つだけです。残念ながら吉祥寺付近には一つもありません。そもそも次の行き場が無いのに何で0123追い出されないといけないんだろう?4歳になれば市民は卒業し、3歳までは市外の人も使える。市民が追い出され市外が使えるこの矛盾感。市の施設なのに…

0123という機能は役に立つのに、0123という施設になると使いづらい。やはり0123という施設の考え方は改めて、子育て施設の中に0123特区のような部屋か、元気のいい子が突入できないような仕切りを作るのがいいんじゃないかな。

また、0123機能はそもそも児童館の一機能です。西部地域では0123機能を児童館の中に作ることによって、年齢による継ぎ目の無い環境を整えられます。0123の子と卒業した子を難なく遊ばせられます。0123の良さ+児童館の良さを享受できます。

三鷹も吉祥寺も児童館作ってもらえばいいのにね。

2015年9月3日木曜日

桜堤地域の子どもがどれだけ増えているか

桜堤地域は人口増だとか子どもが増えてると言われています。確かにそういう実感もあります。そこでどれくらい増えてるのか、これからどれだけ増えるかを桜野小の児童数から絵にしてみました。


 

桜野小は平成8年に境北小と桜堤小とが合併してできました。そのときの児童数はおよそ450人でした。そして平成27年現在桜野小の児童数は827人。ピークを迎える平成34年は1046人になると予測されています。つまり二校で450人から一校で1046人にまで膨れ上がります。人数で2.3倍、小学校の児童密度でいえば4.6倍です。確かにスゲー増えてる。

それでも旧桜堤小跡地は子どものために使われず、さら地にして運動公園となるようです。このセンスの無さもスゲー。

自分がノビノビ運動したいがために、子どもにきゅうくつな思いをさせる人っているんだろうか?

第3回武蔵野市議会定例会 一般質問を傍聴しました その一

2015年9月2日
今回の一般質問では山本ひとみ議員が大きい見出しで桜堤児童館を取り上げてくれました。少し細かくレポートします。

■東部の保育施設
まずは、児童館と関係がある子育て分野で東部の保育施設不足についての質問

市の東部地域が比較的保育園の充足率が足りないように思いますが、地域的な保育施設配置がどのように考えてるのか?
第3回武蔵野市議会定例会一般質問 山本ひとみ議員

に対して市長の答弁は

東部地区の保育施設の入所枠が全体的に足りていないことは承知している。保育施設の建設候補地などがなかなか得られない。また、家賃も高額なので西部に比べると整備が足りていない。
第3回武蔵野市議会定例会一般質問 邑上市長

つまり、建設する場所がない、借家ではやらない、ということです。が、これは市がやらない理由か、民間ができない理由なのかは不明です。

■桜堤児童館
子育て支援施設を児童館内に作ることで施設を一部使えなくすること対して

機能の拡充ではなく、機能の縮小ではないのでしょうか
第3回武蔵野市議会定例会一般質問 山本ひとみ議員

という質問がありましたが、これには回答がありませんでした。また、保育施設の重要性も強調しながら次のように文言もありました。

なぜ児童館の中に保育施設を作る必要があるのでしょう?保育園も一時預かりもどちらも必要な施設で拡充は必要な施設だと思っておりますが、なぜ児童館の中に作るのか?
第3回武蔵野市議会定例会一般質問 山本ひとみ議員

市長はこれに対しても答弁することはありませんでした。もしかして箇条書きになった設問にしか回答しないのでしょうか。

桜堤児童館以外の場所で子育て支援施設を設置した場合何が課題か?
第3回武蔵野市議会定例会一般質問 山本ひとみ議員

という箇条書きになっていた質問に対しては回答がありました。

新規に設置するのであれば新たな費用が発生すること、市の考え方としては市全体の公共施設のあり方を考えた場合に、新たな施設を設置するのではなく、まずは現在ある施設を活用するのが基本であると考えている。
第3回武蔵野市議会定例会一般質問 邑上市長

既存施設の改修に50億円かかることもあれば、新規保育園を数億円で作れることもあります。費用については一概に既存施設が新規施設よりいいとはいえないのでは?

ところで、吉祥寺地区で建設候補地が無いので作れないという話がありましたが、西部地区では候補地があっても作られることはありませんでした。東部地域についての答弁は何だったんだろう?あってもなくても作らないならそんなの理由にならないよ。逆に西部地域に適用した公共施設理論を東部に当てはめると0123の中にグループ保育を含む複合型子育て支援施設に作ることになります。でも作られない…

一つ一つの事象については、一見つじつまが合っているように見える理由を提示したつもりでしょうが、二つを並べると、おかしなことばかりです。

市長が最後にこのように述べました。

公共施設全般的にこれから増やしていかないという大きい方針、それから既存施設を有効活用して行こうということの中から、まずは既存施設の活用というのを第一に考えていくべきではないかなと考えています。
第3回武蔵野市議会定例会一般質問 邑上市長

桜堤地区で「活用されていない既存施設とは何ですか?」という質問をしたら、ほとんどの人が「旧桜堤小」と答えるでしょう。答えない人は旧桜堤小を知らないだけで。つまり市長は自らの口から旧桜堤小の活用を第一に考えていくべきと言ってくださっていることになります。ぜひ進めて欲しいものです。

議長の「時間です」とう言葉で質問が終了しました。