2015年8月12日水曜日

第15回策定委員会を傍聴してきました

2015年8月7日(金)
武蔵野市役所で行われた第五期長期計画・調整計画(五長)の第15回策定委員会を傍聴してきました。例によって桜堤児童館についてどんな話し合いがあったのか紹介します。

同委員会を傍聴された川名議員も当日の様子を報告されているので参考にしてください。



まずこれから転載する今回の計画案(案)が拡充ではないことに注意してください。桜堤児童館のこれまでを知らない人が読むと、なるほど拡充されるのかと勘違いしてしまいます。児童館機能としては、工作室、調理室、2Fホールともう一部屋が無くなります。機能縮小です。では転載します。

基本施策4 子ども・子育て家庭を支援する体制・施設の整備
(3) 桜堤児童館の機能拡充
桜堤地区における乳幼児・児童の増加に伴い、家庭で子育てをしている親子への支援事業の必要性、保育所待機児童の増加、小学生の放課後の居場所など多様なニーズに的確に対応するため、桜堤児童館は、地域が求める課題解決に向けた施設作りを進める。子育てひろば、一時預り、グループ保育、小学生の居場所・遊び場など複合型子育て支援施設へ機能拡充を図り、地域の子育て支援団体をはじめとする民間の活力を生かした運営を行っていく。
第15回策定委員会資料

この施策文面に対してこんな意見がありました。
  • この文面がいい。
  • 拡充なんだからいいじゃないか。
  • 地域の意見をまず聞くと書くべきだ。
  • 地域のニーズ調査は行ったのか。
  • 面積が増えるわけでもないので、何かが拡充されれば何かが縮小されるはず。ただただ拡充ではない。
ここでは議論されていない重要な基本的な点があります。「地域が求める課題」とは何か、そして、それは桜堤児童館が背負わないといけないことなのか。

行政から言わせれば、こんなの市民自治のアリバイ文書でしかないのだから、議論なんて無意味なんでしょうが、アリバイにも必要な手順があるでしょう。せめてそれくらいは守ろう。

また、機能拡充という言葉を使うのであれば、児童館の機能や目的は児童館ガイドラインにしっかり書いてあるので、それに沿って進めるべきでしょう。これまた最近流行りの独自の解釈でしょうか。

保育についても、保育園へ子どもを通わせたいすべての人に聞いたわけじゃないので、どれだけの人がそう希望しているかは分かりませんが、認可保育園が欲しいと言っている人の多くは、こんなツギハギだらけの計画ではなくて、第二、第三の桜堤保育園や境保育園が欲しいと言ってるのではないでしょうか。0~5歳の子が安心して通える保育園を。

この施策は桜堤地域のためのものなのか、行政の面子のためのものか、某子育て系NGOのためのものか…

副委員長の「私が大事にしたいのは桜堤のあの地区あの地域に住んでいる子どもや子育てをしている家庭が安心して幸せにあの地域で暮らしていけるためにはどうしたらいいのか。」という言葉が空しく聞こえる。

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