2015年8月12日水曜日

長年に渡って子どもを見るということを市も高く評価していた

武蔵野市は平成28年4月に地域子ども館あそべえと学童クラブの運営を一体化して子ども協会へ委託します。その説明が子どもプラン推進地域協議会と教育委員会の定例会でありました。

その中で、運営主体を一体化するメリットと子ども協会へ委託することのメリットがいくつか挙げられています。これらの話しは一体化・委託化を決める前に話すことだと思うのですが…気になる記述があったので取り上げます。

3 子ども協会の運営による子どもへの支援の向上
(1) 子どもの育ちの連続性を支える
0123、保育園など地域と協働した子育てや子どもの育成活動を実施している。乳幼児期から学童期までの途切れ隙間のない支援により、子どもの成長発達を継続して支えることが可能になる。それによって、配慮が必要な児童についてのより適切な支援や、小1プロブレムへの対応等も期待される。
子どもプラン推進地域協議会(平成27年度第1回)資料

どこかで似たような話があったような…
児童館ガイドラインの機能・役割の一項目目に「子どもと長期的・継続的に関わり、遊び及び生活を通して子どもの発達の増進を図ること」という記述があります。市はやっぱり児童館の価値を評価してるということでは?我慢しないで市内全域に児童館を作ってみてはいかがでしょう。

と書いたら

これからは子ども協会がその役割も果たせるようになるから児童館は要らないのでは?と言い返されそうですね。

いえいえ、0123、保育園、あそべえ、と別々の施設とスタッフでそれができるとはとうてい思えません。それとも、個人情報データベースでも作って徹底管理するつもり?それも怖い怖い。

しかし、何で児童館を解体して年代別で輪切りにして施設に割り振ろうなんて考えたのかな?長期的・継続的な関わりが大事だって分かってるのに。


■子どもプラン推進地域協議会と教育委員会とでの資料の違い
両会での資料は概ね内容は同じなのでが、一部違っていました。委託化への工程についてです。子どもプランでは平成27年度に何をやるかを列挙していますが、教育委員会では平成28年度分、29年度分まで載っていました。それから平成27年の仕事の一つに(5)学童クラブ条例の改正(延長時間等)が追加されていました。教育委員会の資料を転載します。

5 職員配置を中心とした委託化に向けての工程案
【1】 平成27年度
(1) あそべえ館長と主任指導員の定期合同会議の開催(26年度からの継続)
(2) 児童館職員のあそべえ及び学童クラブへの定期巡回(26年度からの継続)
(3) 子ども協会の事業実施計画作成等(市・協会との協議による)
(4) 事業委託についての市民・職員・学校への説明
(5) 学童クラブ条例の改正(延長時間等)
【2】 平成28年度
(1) 市直営でのモデル校3校での実施(学童クラブの開所時間延長)
(2) 施設長を3名配置(市職の3名)
(3) 準備担当職員(事務)の子ども協会への派遣
(4) 子ども協会の定款変更申請、各種規則整備等
【3】 平成29年度4月
全12校委託化開始(施設長を12名配置)
平成27年武蔵野市教育委員会定例会第8回資料

平成29年4月?陳情があったときに平成28年4月よりやるようなことを聞いたような…

子ども家庭部長「めどを28年4月というふうに持っていっています

子ども家庭部長「学童の延長、今実施を検討しておりますけれども、こういった全児童、全家庭にかかわる問題については一斉にやるつもりでございます
平成27年3月6日文教委員会議事録

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