2015年2月11日水曜日

内弟子か?通信教育か?

じゅげむじゅげむごこうのすりきれ…

平成26年10月、「第2期小学生の放課後施策推進協議会 報告書」という文書が発行されました。要はあそべえと学童クラブの運営を一体化した後の施設「新しい子ども施設」の解説です。たまに「新しい…」という名称がありますが、古くなったらどうするんだろう?とういのはおいといて、ここでは小学生はどうあるべきかというある種理想像を作ってそのための放課後施策を探っています。結果として下のような施設を目指すようです。

理想的な放課後の居場所は、以下のような点を兼ね備えた施設である。
(1)子どもたちが、思い切り遊べ、ほっと安心できる安全な場
(2)遊びの中で、子どもの成長を支える場、体力向上ができる場、情緒の安定が図られる場
(3)地域も含めた大人の見守りの中で、子どもの変化を感じ取り、必要な相談や支援(ケア)を行う場
(4)自分で判断し、自分で責任が取れる自由な場(役割を負って活動できる。大人は子どもを信頼し見守る。ただし、低学年の児童には、成長に見合った必要な声掛けを行う。)
(5)選択できる居場所、保護者の就労によらない同じ成長期にある子どもの居場所、保護者が昼間家庭にいない子どもも居場所と思える場
(6)学校と家庭の中間に位置するクッション的な場、学年を超えた交流ができる場
(7)他の子どもや地域との繋がりのきっかけとなる場、地域や関係機関との連携を促進する場

どこかでこんな施設を見たことがないだろうか?なんか児童館っぽいですねよ。まさに児童館の一部、児童館の機能限定版です。特に(3)の見守りは私が桜堤児童館機能の中で得意な部分の一つではないかと思っているところです。ここでは子どものネガティブな面にのみ注目していますが、桜堤児童館では○○ができるようになったとかポジティブな部分も看ています。

(6)については学校と家庭の中間に位置するのではなくて、学校でも家庭でもない第三の位置にした方がいいと思います。 学校内の設備のみで居場所を作らないといけないからそう書くしかないのかな。そういう意味では妥協、学校内の設備のみという条件からは制限、があるので決して理想的とは言いがたいです。

話は変わって、児童館の関わりあい方です。この報告書では「児童館で担ってきた遊びの提供や専門的な相談支援」と二つの点を挙げています。一点目の遊びについては、おのおの機嫌よやってくれればよしで、二点目の相談支援が難しい。上の囲みにもありますが、単なる相談するだけではなく子どもの変化を感じ取らないといけません。それは理論かもしれないし、はたまた経験に基づく感なのかもしれません。それを伝授するために巡回員をおくとのことですが、どれだけ伝授できるでしょうか。

弟子入りするのによいお師匠さんがいるのにもったいない。

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