2014年12月22日月曜日

第6回策定委員会を傍聴してきました

2014年12月22日(月)
本日の策定委員会のメインは、市が作った討議要綱のたたき台を読んで文言の調整でした。多少意見交換はありましたが、委員から提案や問題提議ができるわけでもなく、基本的に市が作ったものを「はい分かりました」と市民の意見にすりかえる作業が続きます。いわゆるアリバイ作り。

児童館にかかわる部分は討議要綱を作るところで出てきました。企画なんとか課長が意見交換に入る前に簡単に討議要綱案の解説をするのですが、そこで、

「桜堤児童館については、早急に解決しないといけない課題がどうのこうので討議要綱から外す」
「調整すると遅れる」

のようなことを言ったのです。転用を急いでるから議論しません。議論しても無駄ですよ、市は市民の言うことなんか聞きませんからね。ということです。驚きです。この考え方には二つの問題があります。

一つ目は簡単に分かります。市民の意見を聞かないことです。討議要綱のしょっぱなに「討議要綱の基本的な考え方」というのがありまして、そこの第一項目が「市民の自治の原則」というものなのです。これは、「市民は主権者として、自らの生活地域について、自ら考え、主体的に行動し、その行動や選択に責任を負う」ということだそうです。「市民」から「民」を取り除いたほうが現状にマッチしてる気がします。また、その三項目に「市民視点の重視」があります。ここには「市民志向・目的志向を重視した、市民の視点に立った公共サービスを展開していく」と書いてあります。児童館の廃止は市民の視点?なんでこんなに反対意見が出るんでしょう。

二つ目は児童館を転用できると思っていることです。まったく謎です。まだ転用できるか分からないのにね。徒労に終わるかもしれないよ。転用まではまだ解決しないといけない課題がありますからね。まだ児童館機能は展開できていませんよ。前にも書きましたが児童館機能のガイドラインさえないのに、どうすれば展開が完了したことを確認できるんだ?

さらに、すりかえテクニックも使っていました。ある委員が児童館機能を全市に展開するための施設の機能について話したところ、転用後の施設は今の児童館の機能を引き継ぐ、だから問題ないだろうという回答をします。委員と課長の話してる施設はまったく別のものです。実は転用後の施設は児童館の機能を持つ必要がまったくありません。五長でも0123化するとあるので児童館機能を持つ必要がないのです。児童館機能が必要なのは全市に展開される施設です。課長の回答後、誰も反論できなかったところをみるとみごとに騙されてしまったようです。ややこしいですからね。

しかし、何を急いでるんでしょうね。平成28年には新施設は稼動している前提の話しでした。

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