2015年1月14日水曜日

0123施設でいいの?

世間では0123施設はかなり評判がよいようです。ブログの記事などを読んでいると、お友達と誘い合ったりして遠くから電車や車に乗ってわざわざでかけてくるという方もおられるようです。何がそんなにうけているのか、だいたいが、ウッディーで広い室内、高級感のある遊具、小学生が走り回ってないこと、無料で利用できることなどを挙げています。小学生が走り回ってるって……武蔵野市以外の児童施設では小学生と乳幼児が危険にならないような対処はしていないのかな?
残りの二つについては記事からは特別感を感じられます。ビールで言ったらいつもの児童施設は発泡酒、0123施設はセント・セバスチャン。買い物で言ったら、スーパーと三浦屋とか紀伊国屋。要はハレとケでいったらハレの施設なんだろうな。

あまり褒めてばかりもナニなんで、別の例では常連グループがゴニョゴニョと否定的な意見もありました。

ハレとケの話がでました。ハレの施設もいいのですが、生活と密着した施設はケでいいんじゃないかと思います。華やかさよりも大切なもののために。例えば、子どもの安全は守られているか。スタッフは見守ってくれているか。地元との繋がりを作れるか。広い年齢の社会を作れているか。子どもの創意工夫を引き出せるか?他にも児童館ガイドラインを読むと大切なことが書いてあります。

ところで武蔵野市には「武蔵野市子育て支援0123条例」という条例があります。この条例では武蔵野市民専用の施設となっています。が、現実には市民かどうかは関係なく利用できます。

「第7条 0123施設を利用することができる者は、武蔵野市内に居住する0歳から3歳までの乳幼児及びその親とする。ただし、第1条の目的を達成するために、市長が特に必要があると認める者は、この限りでない。 」

その内訳は少々古い情報ですが、平成18年度で次の通りです。このときの市の支払った額は9,400万円でした。(平成19年度 個別事務事業評価 評価シート 0123施設管理運営事業より)

吉祥寺
市内 7,130人
市外 7,680人

はらっぱ
市内 16,419人
市外 9,798人

これだけの割合で市外者利用となると、地元との繋がりを作るのはなかなか難しそうです。しかも、4歳になった時点で0123施設内での交流はできなくなります。

五長の調整計画で策定委員の希望により市職員によるワークショップが行われました。そのときの職員の意見に「子どもを産み、育てやすいまちになるために、切れ目のない支援体制を構築する必要がある。2人目、3人目を生みたくなる環境づくりが必要。 」というものがありました。本当に切れ目のない支援ができるのはどの施設か、2人目、3人目を生みたくなる環境はどの施設が提供できるのでしょうか。0123施設は一人っ子の家庭には便利だと思いますが……

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